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1959年にゼンザブロニカはカメラに関しては素人であった吉野善三郎氏が 自らの理想とするカメラを作ろうと当時2億円もの膨大な私費と8年余の歳月を 費やして完成させたカメラです。 ゼンザブロニカを代表するカメラは「S2」とうい機種ですが私が所有している 機種は「EC」です。 ECは電子制御シャッター搭載し1972年に登場しました。 本来ECには「Nikkor-P 75mm F2.8」が標準セットとなりますが今回は 広角の「Nikkor-H 50mm F3.5」を付けています。 このレンズは1960年に登場し、その表示はおそらく全て Nippon Kogaku 銘で あり Nikon 銘のものはないと思います。 私の所有しているブツは焦点距離が cm 表示の初期のもので相当ボロいです。 レンズはモノコートですが非常にシャープな描写でお気に入りのレンズです。 (シャープと言っても今時のデジタル専用レンズと比較しないでね~!) ウエストレベルファインダーをのぞき込めば・・・ 暗い室内でファインダーにデジカメくっつけたから見難いですがこんな感じです。 ファインダー像は正立像ですが左右は逆になります。 シャッターのみ電子制御であとはフルマニュアルですからファインダー内には 露出や絞り値のファインダー情報など当然ありません。 二眼や4×5もそうですがファインダーの逆像を見て頭の中で像をひっくり返し 仕上がる画像を想像しながらフレーミングするのは楽しいです。 ゼンザブロニカはよく「ボロニカ」と悪口を言われるカメラです。 初めの頃の機種は確かによく壊れたようです。 修理を依頼しても「不可」と拒否される事が多いのも確かです。 修理不可とされる理由はその構造が複雑すぎて修理する職人がいない事と部品が無い事 が考えられます。(今は善三郎さんの息子さんが修理会社をされているので安心です) 複雑な構造を裏返せば「非常に精巧な作り」と言え決して「ボロ」という汚名を冠する 事のないカメラだと思います。 私はこのECの他に6×7版のGS-1も使用していますがどちらのカメラも良いカメラ であり信頼できるメーカーだと思っています。(残念ながらメーカーは消滅しました) 大変よいカメラなのですが大きくて重いのがチョット・・・ その重量は2キロを超えますので気楽にお散歩カメラとして持ち出せません。 また大型のミラー(上下2分割)のミラーショックが大きいので手持ち撮影は緊張します。 ECはそれほどではないですがS2などは「公園の鳩がおどろいて一斉に飛び立つ」と 言われるほど大きなシャッター音で街中で使用するのに勇気が必要です。 でも、そのシャッター音は「写真撮ってるなぁ~♪」と思わせるひと時でもあるので私は好きです。 今後は標準を二眼のローライ、広角をブロニカECのセットで「四角い」写真撮ろうかなぁ~! 次回は久しぶりの四角いモノクロ写真を頑張ってブロニカECで撮って来ましたのでUPします。
by yamaya-m
| 2011-06-26 15:17
| カメラ
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Comments(2)
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by
kwc_photo at 2011-06-26 16:38
ゼンサブロニカって、ゼンザ/ブロニカじゃなくて、ゼンザブロウニカ、だったのですね!
知りませんでした・・・。驚きの由来でした。ブリジストンが石橋さんっての よりも驚きましたよ(笑) 時々Pentax645Nで撮影すると、「写真撮ってる!」という気に なれますね。シャッター音は、デジカメはやっぱりデジカメの音だなぁ と言う感じがします。 こないだ、645Dをヨドバシカメラで触ってきましたが、そういう意味では なかなかのシャッター音でしたが・・・高すぎて買えませーん。
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yamaya-m at 2011-06-29 12:52
katsuさん、こんにちは。
ブロニカはゼンザブロウさんのカメラなんですよ! タムロンが買収するまでの話でしたが・・・ 私もデジタルを使う事が多くなり、冷蔵庫で保管しているフィルムの ほとんどが期限切れになってます。 今やカメラは「電化製品」となってしまいましたね。 デジタルで便利になった分、かんたんにシャッター切る癖がついて 現像上がりのフィルムはトホホのコマばかりです。
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